どうもこんにちは。
RailSimが復活したら雪を付けた車両を撮りたくなりました。
はい。今回は雪の加工SSの講座です。
かなり自己流だったりしますがわかる方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
今回の目標は
こんなのを
こうします。
それではいきましょう。
今回使用するのはこのSSです。
まず準備するSSですが、
①必ず背景は雪山など冬に相応しいものにする
②車両は冬エフェクトがついているものにする
これは加工の時間の短縮や見た目が向上しますのでオススメですね。
③その車両が走っている地域のイメージに近づける
今回は富山地鉄の17480系ですので北アルプスの険しい山を再現するために山のStructを多く設置します。
これくらいですかね。
基本的には何でもいける気がしますね。
はい加工に入ります。
私はフォトショを使っていますがGIMPやPaint.net、Pixiaなどのレイヤー機能があるソフトなら何でもOKです。
まずは色の調整ですが、雪は白なので光の反射が強いので環境マッピングがOFFにできるならOFFにしましょう。
コントラストや露出を上げます。
また雪の日は青系が強く出るので青系を強くします。
次にレイヤーを追加していきます。
レイヤーの順番は間違えないようにしましょう。
レイヤーリストの一番上から順番に見ていく感覚です。
レイヤーの名前は何でもいいのですが、自分が見てわかりやすいものにしましょう。
この時、GIMPなどの一部のソフトでは「アルファチャンネル」を追加しましょう。
フォトショでは最初からアルファチャンネルがかかっていますが、GIMPでは透明になっていません。
このあたりは絵を描く方やテクスチャを描く方ならわかると思います。
次に背景をぼかしていきます。
必要ないと感じれば飛ばしてもOKです。
元画像のレイヤーを複製し、そのレイヤーに「ガウスぼかし」を適用します。
どの程度ぼかすかは普段写真を撮る方ならわかっていると思うので「このくらいだな」と思うところまでかけます。
私は普段F4.5~5.6で撮っているのでぼかしの半径を3.0でかけています。
次に車両の前面から順に消しゴム機能で消していきます。
元画像を表示させつつ消していくと背景はぼけ、車両はくっきりという感じになります。
車両前面は消しゴムの不透明度を100%、真ん中は75%、車両の最後尾や床下は50%など不透明度を変えると実感的になります。
ただし車両だけではなくレールや架線・架線柱まで消していかないと不自然となります。
架線や架線柱は真下・真横にあると思われる車両と同じ不透明度で消していきます。
ぼかし作業が終わりました。
作業をしていたぼかしたレイヤーのみを表示させるとこうなります。
ぼかしている部分とその透明度がわかるかと思います。
次はいよいよ雪を付着させていきます。
線路の白を採りその色でレールが埋まるくらいまで「ブラシ」で白く塗っていきます。
もし純色の白で塗ると違和感しか生まれませんので…
気合があれば少し草などを描きこんでもいいかもしれません。
大体地面が埋まったら
今度は車両が巻き上げた雪を表現します。
不透明度を落とし、ブラシサイズを大きめにして豪快に描きこみます。
スノープラウから周りに描きこみます。
だんだんそれっぽく見えてきます。
不透明度をさらに落とし、車両の後ろや車体までかけていきます。
不透明度を上げて描くよりは下げて回数を多くして描きこむと綺麗にグラデーションができます。
次に車両で舞い上がった雪を描きこみます。
不透明度を10%くらいまで下げ、ブラシをかなり大きくしてうっすらと全体にかけていきます。
ここまでの作業をしていくとだんだん車両が霞んで見えづらくなってくるので消しゴムツールで薄く消していきます。
特に前面や床下機器・屋根上機器は見えづらくなりやすいので重点的に消していきます。
全体を見ながら描いては消し、描いては消しを繰り返します。
そして完成形がこれです。
雪を巻き上げてる感じが出ました。
同じようなやり方で桜とか霧とか落ち葉とかいろいろ使えそうです。
こんな感じで今後も何かやっていきたいと思います。
元はというと、私は絵を描くのが趣味というのもあって、それをちょっとSS加工に活かせないか、ということでやってみました。
かなり自己流ですので参考にならないかもしれません。
しかしこれを見てSS加工をする気が起きた方がいれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。
ここまで見ていただき、ありがとうございました!
(Pixivに大きいサイズの画像上げてますのでそちらもどうぞ。)